ドッグファイト!第5戦富士GT300はBMW vs アウディの超接近バトルが展開【SUPER GT 2016】

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21周目でレースが再開されると、ARTA BMW M6 GT3、Hitotsuyama Audi R8 LMSの2台は群を抜いての速さを見せます。好調なリスタートのARTA BMW M6 GT3に逃さず食いつくHitotsuyama Audi R8 LMS。遅れてSUBARU BRZ R&D SPORTが後を追います。

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29周目でHitotsuyama Audi R8 LMSがピットイン。先にピットを終わらせてARTA BMW M6 GT3がピットに入っている間にトップに立ってしまおうという作戦か?

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ここで30周目にARTA BMW M6 GT3がピットイン。ピットタイム36秒6という速さで作業を終えるとコースへ復帰。見事にHitotsuyama Audi R8 LMSの前でのアウトラップに成功します。

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ピット作戦でARTA BMW M6 GT3にわずかに及ばなかったHitotsuyama Audi R8 LMS。しかし終盤にARTA BMW M6 GT3がペースを落としつつあったことでギャップがどんどん詰まって行き、残り5周で2秒を切るほどに接近します。

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しかしHitotsuyama Audi R8 LMSの接近に最後の力を振り絞って抗うARTA BMW M6 GT3。並びかかけられても見事にかわしてトップを死守!

ラストラップの最終コーナー、リチャード・ライアンのHitotsuyama Audi R8 LMSは小林のARTA BMW M6 GT3のスリップストリームにガッツリと入り込むと、最後の最後で勝負を仕掛け並びかけます。しかし追い抜くよりも早くコントロールラインがやってきて、先にラインを踏んだのはARTA BMW M6 GT3。

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0.106秒差でARTA BMW M6 GT3が優勝を果たしました。

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2位はHitotsuyama Audi R8 LMS。アウデとしてはSUPER GT参戦以来の最上位でのフィニッシュとなります。

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3位はSUBARU BRZ R&D SPORT。SUGOに続いての連続表彰台。

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4位はマネパ ランボルギーニ GT3。

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5位にはグッドスマイル 初音ミク AMG。初音ミクとしては今期最上位。1戦毎に順位を上げてきていますので、鈴鹿戦では台風の目になるかもしれません。

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前戦SUGOでは表彰台に一台もいなかったGT3勢。ここ富士では2台が表彰台に上り、SUBARUとUPGARAGE以外のポイント獲得はGT3勢ということで、GT3勢復活の狼煙が上がったかのように見えました。

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次戦はボーナスポイントのつく鈴鹿での1000kmレース。ARTAはかなり重いウェイトを積んでの参戦になります。まだまだシリーズの行方がわからないSUPER GTのGT300クラス。

次戦の鈴鹿はよりいっそう面白い展開になりそうです。

(写真:吉見幸夫 文:松永和浩)

 

この記事の著者

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松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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