【80年代グラフィティ400・その3】YAMAHA XJ400

Z400FXの大人気を追いかけて色々なメーカーが4気筒の開発を急ぎました。

「次はどこのメーカーが4気筒出すかな」っていうのが当時のライダー達の話題。誰もがFXに乗ってしまったから、違うバイクに乗りたい、っていうライダーも増えてきたんです。

今も昔も変わらないんですが、日本のライダーってね、なんか人とかぶるバイクを嫌がるっていう不思議な習性があります。そんなつまらないこと気にするより、一番楽しいバイク選べばいいじゃん、って思うんですけどね、友達が乗っていると中々同じバイクを買わない。

そんな様子を知って知らずかバイク雑誌も他メーカーの4気筒の噂を書き立てました。

「そろそろヤマハが凄いのだしそうだぞ」なんて噂が飛び回り、少しして登場したのがXJ400。

RZにも通じる美しいタンクのライン。完成度も高くて乗りやすい。FXは大柄だったけどXJは逆にコンパクトで足つき性が良いバイクでした。

これがカタログ。何が見せたくて下から撮影したのか、いまだによく分からないんですけどね。フォトショップもCGもなかった時代だからこういう写真撮るのも大騒ぎだったはずです。