喫煙したらクルマが炎上!? 「冷却スプレー」の扱いに要注意

「冷却スプレー」は手軽な価格で、暑さ対策用グッズとして取扱店舗が拡大しており、それに伴って誤った使い方による火災や爆発などの事故が年々増えているそうです。

可燃性の「LPG」ガスを使用していることが多く、空気よりも重く、車内の下方に一定時間滞留しやすいのが特徴で、取扱い時には火気厳禁が絶対条件。

衣類の内部に入り込みやすく、さらに衣類の繊維内に残りやすい特性があるため、最近の車両火災の多くは可燃性ガスが衣類に残った状態で車内でタバコを吸ったために、ライターで火をつけた際に引火、爆発事故に繋がっているようです。

そのため、JAF(日本自動車連盟)では「冷却スプレー」使用時の火気厳禁はもちろんのこと、火気を取り扱う場合は事前に車内のエアコンを外気導入モードにして窓を開けた状態で走行、車内の空気を入れ換えるなど、格別の配慮が必要としています。

ほかにも、車内が高温になり、スプレー缶自体が破裂する事故も起っているようなので、車内の温度が40度以上になるような場所にはスプレー缶を放置せず、クルマから出しておくのが賢明。

特に普段から車内で煙草を吸われる方はこの時期、参考にして頂ければと思います。

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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