トヨタの上半期世界販売は約500万台、VWが12万台リードで首位に

トヨタ自動車が7月28日に今年上半期の世界販売台数を発表しました。

それによると、ダイハツ、日野を含むグループの世界販売台数は499.2万台(前年同期比-0.6%減)となっています。

TOYOTA

トヨタは4月の熊本地震の影響で生産停止を強いられたものの、6月には国内生産が29.8万台(前年同月比+4.2%増)と、2ヶ月連続で前年実績を上回わるまでに回復。

国内販売についてもプリウスの新車効果も手伝って、6月には14.3万台(同+7.9%増)と、4ヶ月連続の前年増となっており、上半期の世界販売は前年並みの451.2万台となっています。

TOYOTA_PRIUS

反面、傘下のダイハツは軽自動車の国内販売不振が響いて、上半期の世界販売が39.6万台(同-7.1%減)と苦戦。

一方、VWグループはVWブランドが排ガス不正問題で前年割れしたものの、傘下のアウディやシュコダ、ポルシェの好調に支えられ、上半期の世界販売台数では511.7万台(+1.5%増)と、トヨタに12.5万台の差をつける結果となっています。

トヨタ自動車も下半期での巻き返しに向け、熊本地震などに伴う減産分の挽回に本腰を入れており、通年での世界販売台数の首位維持に期待がかかります。

Avanti Yasunori・画像:トヨタ自動車)

【関連記事】

地震による減産から復調!トヨタの5月国内生産が12.4%増
https://clicccar.com/2016/06/30/382526/

トヨタ自動車の4月生産、地震の影響で国内生産18.8%減!
https://clicccar.com/2016/06/03/376246

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
続きを見る
閉じる