マレーシア・プロドゥアの新型車は「軽自動車」由来の4ドアセダン?

bezza_160722004

エンジンは、1.0リッター「1KR-VE」と1.3リッター「1NR-VE」を搭載します。後者は、新工場を建て、現地生産するというのもニュースのひとつです。

さらに軽自動車にも採用されるアイドリングストップ機能「eco IDLE」を搭載するなど、燃費性能も考慮したことで、マレーシアのエコカー政策となるEEV(エナジー・エフィシエント・ビークル)に適合しているというのもセールスポイント。なお、1.3リッター車の燃費性能は22.8km/Lと発表されています。

分割可倒リヤシートの中央にヘッドレストが確認できない点や、ATが4速にとどまっている点などはASEAN向けのAセグメントカーという印象も受けますが、いかにも立派な内外装は、一見しただけではAセグメントとは思えないたたずまいといえるのではないでしょうか。

なお、現地価格は99万~135万円(1RM=26.5円換算)といいます。マレーシアではアフォーダブルという価格帯は、日本においても、けっして安くはありません。ダイハツ・パッソなど日本のAセグメントカーとかぶる価格帯になっているのも時代の流れを感じさせます。

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる