エンジンは、1.0リッター「1KR-VE」と1.3リッター「1NR-VE」を搭載します。後者は、新工場を建て、現地生産するというのもニュースのひとつです。
さらに軽自動車にも採用されるアイドリングストップ機能「eco IDLE」を搭載するなど、燃費性能も考慮したことで、マレーシアのエコカー政策となるEEV(エナジー・エフィシエント・ビークル)に適合しているというのもセールスポイント。なお、1.3リッター車の燃費性能は22.8km/Lと発表されています。
分割可倒リヤシートの中央にヘッドレストが確認できない点や、ATが4速にとどまっている点などはASEAN向けのAセグメントカーという印象も受けますが、いかにも立派な内外装は、一見しただけではAセグメントとは思えないたたずまいといえるのではないでしょうか。
なお、現地価格は99万~135万円(1RM=26.5円換算)といいます。マレーシアではアフォーダブルという価格帯は、日本においても、けっして安くはありません。ダイハツ・パッソなど日本のAセグメントカーとかぶる価格帯になっているのも時代の流れを感じさせます。
(山本晋也)