ゴルフGTIにはDSG、MT仕様があり、さらに速いモデルならゴルフRもありますが、個人的には走りのバランスはノーマルのGTIがベストで、より楽しむならMTモデルがオススメです。
「GOLF GTI Clubsport Track Edition」は、6速DSG仕様のみ日本に上陸していて、残念ながら本国にある3ドアのMT仕様(ClubSport S)はありません。
エンジンはゴルフRの2.0L TSIがベース。ノーマルのゴルフGTIと比べると、最高出力は45ps(33kw)向上となる265ps(195kW)、最大トルクは350Nmでこちらは同値。
そして、アクセルペダルをキックダウンすると10秒ほど最高出力が290ps(213kW)、最大トルクも380Nmまでアップするブースト機能が作動するというものです。
限られた走行条件でしたが、キックダウンさせてブースト機能を発揮させると、強烈な加速Gに驚かされます。グレード名のとおりサーキットで楽しむ仕掛けではあるでしょうが、いざというときに楽しめそう。
普段使いで気になる乗り心地は、素のGTI(225/45R17)よりも大きな225/35R19タイヤを履くだけあってショックはハードに伝えてきますが、それでもこうしたスポーツ仕様の割には良好といえるもので、ストローク量の大きなサスペンションであることを感じさせてくれます。