カーオーディオをハイレゾ対応にする車載向けICを旭化成エレクトロニクスが発売

旭化成エレクトロニクスは、車載機器向けに好適なサンプリング速度コンバーター(SRC:Sampling Rate Converter)IC「AK4136VQ」を発売すると発表しました。

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このSRC IC「AK4136VQ」の特長は、オーディオ入力/出力信号のfsi/fso:サンプリング速度が8k~384kHzの広範囲にわたっており、ハイレゾ音源に対応可能なサンプリング速度になっている点です。

同社では、ハイレゾ音源のもつ情報量の多い「原音」をあますところなく再現する能力があり、カーオーディオシステムなどで普及の進むハイレゾリューション音源処理に最適としています。

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また、同社独自のオーディオ信号処理技術「VELVET SOUNDアーキテクチャー」を採用し、出力データの分解能は32ビットで、きめ細やかで自然な信号波形を再現できます。

4種類のデジタルフィルターを内臓しており、ユーザーの好みやシーンに合わせ4種類のサウンドカラーを選択できます。

今後、カーオーディオでもハイレゾ音源の高音質を楽しむことができるようになりそうで、その高音質に期待が高まります。

(山内 博)