「DS 4」と「DS4 CROSSBACK」に搭載されるのは、2.0Lの直噴4気筒DOHCで、180ps/400Nmというアウトプットを得ています。
なお、「Blue HDi」のBlueは、環境性能の高さを示しているのはもちろん、尿素還元式の「AdBlue」の採用によるものから命名されたものと思われます。「HDi」は、「High Pressure Direct Injection(高圧直接噴射)」の略だそう。
さて、ディーゼルエンジンの利点は、軽油と低燃費によるランニングコストだけでなく、トルクフルな走りも上げられますが、「DS 4」と「DS 4 CROSSBACK」に搭載される2.0Lエンジンは、ガソリンエンジン車と比べてパワーは9%アップし、トルクは67%増と大幅に向上しています。
トランスミッションは、PSAが「EAT 6」と呼ぶアイシンAW製の6ATで、ギヤレシオをガソリンよりもさらにハイギヤード化することにより、同一速度域でのエンジン回転を下げ、新開発のクラッチによってロックアップ領域を拡大し、トルクコンバーターのスリップロスを低減。さらに、ミッション全体のフリクションロスもさらに低減され、マニュアルトランスミッションとほぼ同等のエネルギー伝達効率を追求することによって、スムーズで省燃費、静粛性も高められているのも注目。
なお、今回発売されたシトロエンのディーゼルエンジン車のJC08モード燃費は、現在申請中のため発表時点で未定となっています。
価格は「NEW DS 4 Chic BlueHDi DS LED Vision Package」が349万円、「NEW DS 4 CROSSBACK BlueHDi」が361万円。なお、ガソリンモデルも引き続き販売されるほか、「DS5 BlueHDi」も設定される予定で、2017年1月の導入が予定されています。
(塚田勝弘)
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