1.6リッターと2.0リッターでSTI Sportの走りは違う!?【スバル・レヴォーグC型試乗】

レヴォーグSTI Sportのメーカー希望小売価格は、1.6リッター車が348万8400円、2.0リッター車が394万2000円(いずれも消費税込)。45万円以上の価格差がありながら、装備面で違うのはエンジンと前述した駆動システムだけで、どちらも先進安全技術のアイサイトやアドバンスドセーフティパッケージは標準装備しています。

また、STIチューンのサスペンションをはじめ、ボルドー&ブラックのレザーシートや専用エクステリアなどの装備面でも違いはありません。

Levorg_16_cockpit

さらに、1.6リッター車にはアイドリングストップが備わるなど、よりダウンサイジングターボらしい環境性能を意識したキャラクターで、新しいSTIの解釈による新世代スポーツツアラーとしての印象は強まっているようにも感じます。

STI Sportのリニアなハンドリングに価値を見出すのであれば、あえて1.6リッターに乗るというのも、ひとつの選択といえるでしょう。

●スバル レヴォーグ 1.6STI Sport EyeSight主要スペック
車両型式:DBA-VMG
全長:4690mm
全幅:1780mm
全高:1490mm
ホイールベース:2650mm
車両重量:1550kg
乗車定員:5名
エンジン型式:FB16
エンジン形式:水平対向4気筒DOHC直噴ターボ
総排気量:1599cc
最高出力:125kW(170PS)/4800-5600rpm
最大トルク:250Nm(25.5kg-m)/1800-4800rpm
変速装置:CVT(マニュアルモード付き)
燃料消費率:16.0km/L (JC08モード)
タイヤサイズ:225/45R18
メーカー希望小売価格(税込):348万8400円

(写真と文 山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる