自動車雑誌という枠組みを軽々と飛び越えて、モーターカルチャーの新しい地平を目指しているのが「モーターヘッド」誌です。
「クセが強い」切り口と、アート誌もたじろぐ攻めたエディトリアルデザイン。前代未聞、業界を震撼させた公道封鎖ヒルクライムバトル開催という試み……などなど、お腹いっぱいの刺激を読者に与えてくれたとともに、
昨今閉塞的になりがちな雑誌編集者へは、喝采と憧れと嫉妬がないまぜになった複雑な感情をもたらしつつ紙媒体の新しい可能性に気づかせてくれた、業界にとってもよきカンフル剤となっています。
いまでは、カメラマンに写真をオーダーする際「モーターヘッド風にお願いします」でお互いが共通認識できるほど、クリエイターにとっては「言語」にもなっているようです。
そんなモーターヘッドがつぎに仕掛けるのは、アパレルラインの展開です。