2035年頃にはPHVの世界市場が欧・米・中を中心に665万台(2015年比:約32倍)まで拡大、EVについても567万台(同 約17倍)に達するとしており、共にHVの468万台(同 約3倍)を上回ると予測。
欧米各メーカーを中心としたPHVとEVの多車種展開により、市場の伸びが予想されるとしています。
その背景として、北米のZEV(Zero Emission Vehicle)規制により、HVがZEV認定の対象から外れたことや、各国に於けるPHV・EVへの優遇策(購入補助他)による普及拡大とそれに伴う車両の低価格化、急速充電器の普及、二次バッテリーの容量アップによる航続距離拡大などをあげています。
次世代自動車の更なる普及拡大には世界的に需要が高いSUV、ピックアップトラックの電動化が有効としており、今後の企業戦略に活かせそうな内容となっています。
(Avanti Yasunori ・画像:富士経済、トヨタ自動車)