今年もそろそろ夏至…と云うことで、ル・マン 24時間レースの季節です。
TOYOTA GAZOO RACINGは今年の世界耐久選手権の第1,2戦を全てル・マンの前哨戦として戦い、ニューマシンTS-050の熟成に務めてきましたが、いよいよ本番です。
トヨタのル・マン挑戦の歴史は古いのですが、現行のTS-0xxというネーミングとなった最初のマシンは、1991年にデビューしたTS-010です。
当時、スポーツプロトタイプ車両(ルマンカー)とF1のエンジン規定を3.5L NAエンジンに統一し、どちらのカテゴリーへもエンジン供給を増やしたいFIAの思惑がありました(所詮、御上の思惑で上手く行きませんでしたが…)。
当時はF1に関心が無いといわれていたトヨタがこの規定に沿って作製したのがV型10気筒のRV10エンジンです。
これを搭載したマシンがTS-010でした。1992年にはル・マン24時間で総合2位。優勝にあと一歩のところまで迫りました。