「ギュ、バキ、ドン」!? ジムカーナチャンピオンに聞いた、リーフでタイム短縮のコツ。

前回の記事「日産リーフでジムカーナ。390kg軽いノートと勝負してあのCMを証明?」で、日産自動車広報部の期待通りに(クリッカー編集部の目論見が完全に外れて!?)、ノートよりも速いタイムでジムカーナを走った電気自動車のリーフ。

速いだけでなく楽しいってことは十分わかったんだけど、それだけで終われるわけがない。

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だって、クリッカーは常に読者の役に立ちたいと思っているから、記事を読んでリーフでジムカーナをしようという人のために、どうやったら人より速くリーフを走らせることができるのか?というコツくらいは聞いておかないと編集長が許してくれるわけがないってもんです。

……なんて思っていたら、ちょうどいい先生をスタッフの中に発見。

「日産自動車実験部でリーフ担当」と紹介されたちょっと怖そうな見た目の人(ああ書いちゃった!)、実は現役ジムカーナドライバーの顔も持つ河本晃一さん。2015年の全日本ジムカーナ選手権ではPN2クラスでシリーズ2位になった凄い人に、リーフを速く走らせるコツを聞いてみましたよ。

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「大事なことは、抑える(減速する)ところは抑えることです。音で言うと『ギュ、バキ、ドン』。ギュっと減速して速度を抑え、バキッと曲げる、そしてドン!と加速する。リーフの優れた加速を上手に生かすのがタイムアップの近道ですね。」

なるほど。減速してきちんと曲がり、リーフの鋭い立ち上がりを生かせばタイムが短縮できると。

タイムアタックの後に河本さんの助手席に乗せてもらいました。その動きのスムーズなことといったら、素人の僕とは次元違い(当たりまえだ!)。

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コーナーを繋げるライン取りの滑らかさに感動しました。パイロンを抜けるときは、すでに2つくらい先のパイロンを見ているのだとか。視線も大事です。

そんな河本さんがリーフで走ったタイムは54秒46(ウェット)。同条件でのクリッカー編集部のタイムは59秒96。予想通りにぜんぜん違う(笑)。

ちなみにタイムアタック前にコースを歩いてまわるのですが「その時にコース図を見ているようではダメ。どんなライン取りでどう走るかイメージしながら歩くのはあたりまえ」なのだそうで。

ここだけのナイショですけど、ボクはその時コースを覚えるので精いっぱいでした。

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(クリッカー編集部)

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