44年ぶりに「復活」した超高級4シーターオープン!「Sクラス カブリオレ」は2145万〜3417万円

しかし、流麗なサイドビューは、オープン時にはスッキリとした眺めで「アコースティックソフトトップ」と呼ばれる幌を閉じた状態のリヤビューは非常にエレガント。

その大きさからあくまで「迫力満点」という印象は逃れられませんが、曲線も巧みに盛り込まれていることから、このクラスのオープンに欠かせない優雅なムードも感じさせます。

S_Class_Cabriolet_07

ソフトトップは3層構造で、50km/h以下なら走行中でも約20秒で開閉可能と、大きさの割に素早く開け閉めが可能で、閉める際はトランク内で自動的に展開されるラゲッジカバーに格納されるそう。

20160602Mercedes-Benz_046

「アコースティックソフトトップ」は、ブラック、ブルー、ダークレッドがあり、ボディカラーにより組み合わせられます。

インテリアが醸し出す優美でゴージャスな雰囲気は外観以上かもしれません。

とくに、AMG専用「dssignoエクスクルーシブナッパレザー」に、海洋船をイメージしたというディープシーブルーとポーセレンの組み合わせを含む、セクシーなインテリア3色を用意。

20160602Mercedes-Benz_036S_Class_Cabriolet_06

パワートレーンは、「S 550」向けの4.7L V8ツインターボ+9AT(455ps/700Nm)、「S 63 4 MATIC」系の5.5L V8ツインターボ+7AT(585ps/900Nm)、「S 65」に搭載される6.0LのV12ツインターボ+7AT(630Nm/1000Nm)という3本立てで、「S 550」と「S 65」がFR、「S 63 4MATIC」系が「4MATIC」の車名どおり4WDとなっています。

20160602Mercedes-Benz_035

価格は「S 550カブリオレ」が2145万円、「メルセデス AMG S 63 4MATIC カブリオレ」が2750万円、「メルセデス AMG S 65 カブリオレ」が3417万円、限定車の「メルセデス AMG S 63 4MATIC カブリオレ Edition 130」が3251万円です。

(文/塚田勝弘・写真/小林和久、塚田勝弘)

【関連記事】

44年ぶりの新型Sクラス カブリオレ、新型SL、新型SLCが同時ビュー
https://clicccar.com/?p=376128

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる