2016年6月1日、ドイツ・シュトゥットガルトにおいて開催された「エンジン・エクスポ2016」でインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーの表彰式が開催されました。30カ国以上・63名のジャーナリストからなる審査員(日本からは、岡崎五朗氏、河村康彦氏、川端由美氏が参加)によって選出される同賞は、自動車業界で最も名誉ある賞ともいわれています。
その2016年、エンジン・オブ・ザ・イヤーにおいて、フェラーリが受賞数の新記録を樹立したのです。まず、Ferrari 488 GTB、488 Spiderに搭載される3.9リッター・V8ツインターボエンジンが、2016年の大賞を受賞しました。このV8エンジンは、パフォーマンス・エンジン部門、新型エンジン部門、さらには排気量3.0-4.0リッター部門においても1位となったのです。
さらに、排気量4.0リッター以上の部門において、F12berlinetta、F12tdfに搭載される自然吸気 6.3リットルV型12気筒エンジンも1位を獲得。ちなみに、このV12エンジンはパフォーマンス部門でも2位となっています。
なんと全12部門において、フェラーリ一社だけで5部門を制覇したというわけです。