ニュルブルクリンク24時間レースが5月28日と29日の2日間にわたり開催されました。
今年もスバルはWRX STIでSP3Tクラスに参戦。2008年から続くスバルのニュルブルクリンク24時間レースへのチャレンジは初参戦から毎年欠かさず参戦し、今年で9回目となります。
昨年も東京・渋谷にある富士重工業本社ビル内にあるショールーム「スバル スタースクエア」にてパブリックビューイングが開催され、クラス優勝奪還の瞬間をクリッカーでも紹介しました。
今年のニュルブルクリンク24時間レースはスバルにとって、レース開催前から波乱続きでした。
3月22日に富士スピードウェイで行われたシェイクダウンテストでは、午後のテスト走行の際にクラッシュ。山内選手は肋骨にひびが入るけがを負い、マシンも深刻なダメージを受けました。
当初はニュル24時間レースの前哨戦ともいえるVLN(ニュルブルクリンク耐久レース)への参戦はおろか、ニュル24時間レースそのものへの参戦も危ぶまれましたが、急ピッチでマシンを製作。5月14日に開催されたVLN第3戦へも出場し、見事クラス2位を獲得しました。
VLNでの結果から、ニュル24時間レースへの期待も高まりました。
しかし、VLNでクラス首位を獲得したのは最大のライバルともいえるアウディTT。もちろん24時間レースにも参戦することもあり、ファンも気が抜けない状況で5月27日の予選を迎えました。
予選でもクラス2位という結果で、期待と不安が入り交じり、ファンの気持ちは決勝での走りに集中します。