世界三大レース「ル・マン24時間耐久レース」の今年の見どころは?

「ル・マン24時間」といえば、数多く映画化されているなど、クルマ好き、レース好き以外でもよく知られています。

日本勢ではワークスとして唯一の総合優勝を果たしているマツダ。そして、ポルシェ(17回)やアウディ(13回)が強さを発揮している印象があります。2015年はここ数年アウディの独壇場だった総合優勝を阻み、17年ぶりにポルシェが総合を果たしています。

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さて、2016年の見どころは、全60台がエントリーする台数の多さで、61年ぶりというエントリー台数の多さになっています。

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カテゴリー別では自動車メーカーの威信をかけて戦う(プライベーターもあり)ハイブリッド化された「LMP1」では、ポルシェが919ハイブリッド、TOYOTA GAZOO RacingがトヨタTS050ハイブリッド、Audi SportがアウディR18 e-トロン・クワトロで参戦し、各2台ずつエントリー。そのほか、プライベーターも2チーム名を連ねています。

「LMP2」には、WECにも参戦する10台に加えて、12台がエントリーし、22台が参戦。かつてF1にも参戦していたリジェの名やアルピーヌA460・ニッサンといった注目チームやマシン、日本人では松田次生選手がKCMGからのエントリーが決定しています。

テレビでの生中継は「J-SPORTS」で放映されます。ヨーロッパの強豪と、日本勢の活躍に注目です。

LMP1
No チーム 車名 ドライバー1 タイヤ
1 ポルシェ・チーム ポルシェ919ハイブリッド T.ベルンハルト MI
2 ポルシェ・チーム ポルシェ919ハイブリッド R.デュマ MI
4 バイコレス・レーシングチーム CLM P1/01・AER S.トルーマー DL
5 TOYOTA GAZOO Racing トヨタTS050ハイブリッド A.デイビッドソン MI
6 TOYOTA GAZOO Racing トヨタTS050ハイブリッド S.サラザン MI
7 アウディスポーツ・チーム・ヨースト アウディR18 e-トロン・クワトロ M.ファスラー MI
8 アウディスポーツ・チーム・ヨースト アウディR18 e-トロン・クワトロ L.ディ・グラッシ MI
12 レベリオン・レーシング レベリオンR-One・AER N.プロスト DL
13 レベリオン・レーシング レベリオンR-One・AER M.テュシャー DL
LMP2
No チーム 車名 ドライバー1 タイヤ
22 SO24!バイ・ロンバード・レーシング リジェJS P2・ジャッド V.カピラール DL
23 パニス・バルテズ・コンペティション リジェJS P2・ニッサン F.バルテズ DL
26 G-ドライブ・レーシング オレカ05・ニッサン R.ルシノフ DL
27 SMPレーシング BR01・ニッサン N.ミナシアン
28 ペガサス・レーシング モーガン・ニッサン J.シェル MI
30 エクストリーム・スピード・モータースポーツ リジェJS P2・ニッサン S.シャープ DL
31 エクストリーム・スピード・モータースポーツ リジェJS P2・ニッサン R.ダルジール DL
33 ユーラシア・モータースポーツ オレカ05・ニッサン P.チョンジン DL
34 レース・パフォーマンス オレカ03R・ジャッド N.ルートウイラー DL
35 バクシー・DCレーシング・アルピーヌ アルピーヌA460・ニッサン D.チェン
36 シグナテック・アルピーヌ アルピーヌA460・ニッサン G.メネセス DL
37 SMPレーシング BR01・ニッサン V.ペトロフ
38 G-ドライブ・レーシング ギブソン015S・ニッサン S.ドラン DL
40 クローン・レーシング リジェJS P2・ニッサン T.クローン MI
41 グリーブス・モータースポーツ リジェJS P2・ニッサン M.ロハス DL
42 ストラッカ・レーシング ギブソン015S・ニッサン N.レベンティス DL
43 RGRスポーツ・バイ・モランド リジェJS P2・ニッサン R.ゴンザレス DL
44 マノー オレカ05・ニッサン T.グレイブス DL
46 ティリエ・バイ・TDSレーシング オレカ05・ニッサン P.ティリエ DL
47 KCMG オレカ05・ニッサン 松田次生 DL
48 マーフィー・プロトタイプス オレカ03R・ニッサン G.マーフィー DL
49 マイケル・シャンク・レーシング リジェJS P2・ホンダ J.ピュー DL
LM-GTE Pro
No チーム 車名 ドライバー1
タイヤ
51 AFコルセ フェラーリ488 GTE G.ブルーニ MI
63 コルベット・レーシング-GM シボレー・コルベットC7.R J.マグヌッセン MI
64 コルベット・レーシング-GM シボレー・コルベットC7.R O.ギャビン MI
66 フォード・チップ・ガナッシ・チームUK フォードGT M.フランキッティ MI
67 フォード・チップ・ガナッシ・チームUK フォードGT O.プラ MI
68 フォード・チップ・ガナッシ・チームUSA フォードGT J.ハンド MI
69 フォード・チップ・ガナッシ・チームUSA フォードGT R.ブリスコ MI
71 AFコルセ フェラーリ488 GTE D.リゴン MI
77 デンプシー-プロトン・レーシング ポルシェ911 RSR(2016) R.リエツ MI
82 リシ・コンペティツォーネ フェラーリ488 GTE G.フィジケラ MI
91 ポルシェ・モータースポーツ ポルシェ911 RSR(2016) P.ピレ MI
92 ポルシェ・モータースポーツ ポルシェ911 RSR(2016) F.マコウィッキ MI
95 アストンマーチン・レーシング アストンマーチン・バンテージ N.シーム DL
97 アストンマーチン・レーシング アストンマーチン・バンテージ R.スタナウェイ DL
LM-GTE Am
No チーム 車名 ドライバー1 タイヤ
50 ラルブル・コンペティション シボレー・コルベットC7 山岸大 MI
55 AFコルセ フェラーリ458 イタリア D.キャメロン MI
57 チームAAI シボレー・コルベットC6 J-S.チェン MI
58 クリアウォーター・レーシング フェラーリ458 イタリア M-W.サン MI
59 TDSレーシング アストンマーチンV8バンテージ E.ダーマット
60 フォーミュラ・レーシング フェラーリ458 イタリア J.ラウルセン MI
62 スクーデリア・コルサ フェラーリ458 イタリア W.スウィードラー MI
78 KCMG ポルシェ911 RSR C.リエド MI
83 AFコルセ フェラーリ458 イタリア F.ペロド MI
86 ガルフ・レーシングUK ポルシェ911 RSR M.ウエインライト MI
88 アブダビ-プロトン・レーシング ポルシェ911 RSR K.アル-クバイシ MI
89 プロトン・コンペティション ポルシェ911 RSR G.ローダ MI
98 アストンマーチン・レーシング アストンマーチンV8バンテージ P.ダラ-ラナ DL
99 アストンマーチン・レーシング アストンマーチンV8バンテージ A.ハワード DL
Garage #56
No チーム 車名 ドライバー1 タイヤ
84 SRT41・バイ・OAKレーシング モーガンLMP2・ニッサン F.ソーセ MI
Reserve
No チーム 車名 ドライバー1 タイヤ
45 グリーブス・モータースポーツ ギブソン015S・ニッサン A.ブランドル DL
25 アルガルベ・プロ・レーシング リジェJS P2・ニッサン M.ムネマン DL
76 JMWモータースポーツ フェラーリ458 イタリア R.スミス MI
32 クラージュ BR01・ニッサン A.ビルト DL
29 ペガサス・レーシング モーガン・ニッサン I.テタンジェ MI
24 OAKレーシング リジェJS P2・ジャッド J.ニコレ DL
53 ライリー・モータースポーツ SRTバイパー・GTS-R B.カーティング MI
21 ドラゴンスピード オレカ05・ニッサン H.ヘドマン DL
87 プロトン・コンペティション ポルシェ911 RSR M.ゼーフリート MI
56 チームAAI シボレー・コルベットC6 H-C.チェン MI

※タイヤのMIはミシュラン、DLはダンロップ

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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