そこにあったのは「スーパースポーツカー用ハイポイドギヤ」。
スーパースポーツカーの強力なパワーユニットの力を受け止め、トランスミッションの中で駆動の向きを変える重要なパーツです。
展示品で目を引くのは、そのキラキラと輝く歯面。これは展示用に磨いたものではなく、日本初となる 特殊バレル研磨による歯面鏡化 によるもので、こうすることで大トルクにも耐えることができるのだといいます。
そして、気になるのは、どんな『スーパースポーツカー』 に、このハイポイドギヤが使われているのかということですが、その答えは同社が配布した製品リリースの中にありました。
この凝ったギヤを使っているのは、前述のようにアキュラ(ホンダ)NSXだったのです。
(写真・文 山本晋也)