タイヤの「す」を全数チェックする非破壊検査技術【人とくるまのテクノロジー展】

パシフィコ横浜に500社を超える自動車関連企業の展示会「人とくるまのテクノロジー展 2016 横浜」。その会場で目を引いたのは、生産設備や検査装置で自動車産業を支える八光オートメーションのブースです。

そこでは、タイヤが横向きに回っていました。

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マイクロ波や超音波を使った非破壊検査装置も開発・製造している同社、この展示はタイヤ製造時にゴム部分に異物が混入したことで起きる、まるで「す」のような隙間を見つけるシステムのアピールだったのです。

しかも、TOYOタイヤ(東洋ゴム工業)が製造現場で使用することが決まっているという検査システム。会場ではゆっくりと検査していましたが、実際には製造されたタイヤを全数チェックできるほどスピーディな非破壊検査が可能といいます。

こうした具体例からもわかるように、自動車関連製品の品質向上には、検査機器の進化も重要な役割を果たしているというわけです。

(撮影・文 山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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