新型MINIコンバーチブルの爽快な走りはクセになる!?

日本登場時の新型MINIコンバーチブルは、1.5Lの直列3気筒ターボを積むクーパー、2.0LターボのクーパーSのほか、ジョン・クーパー・ワークスが用意されています。なお、トランスミッションは全車6ATのみです。

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試乗したのはクーパーとクーパーS。

前者は136ps/4400rpm、220Nm/1250-4300rpmというスペックで、アイドリング時や低速走行時を中心に、屋根を開けていると3気筒らしいやや大きめの音が聞こえてきますが、通常時はアイドリングストップが作動しますから音も振動も気にする必要は当然ながらありません。

クーパーはクーパーSよりも40kg軽く、タイヤサイズも1インチ小さい195/55R16ということもあってか、より軽快感を抱かせます。

2台を乗り比べるとトルク感も高速域のパンチ力もクーパーSのほうがもちろん上ですが、パワーフィールや乗り心地などのバランスはクーパーの方が一枚上手な印象を受けます。

それに、オープン時は「飛ばす」よりも「流す」方が楽しく感じられますから、コンバーチブルならではの醍醐味を味わうならクーパーでしょう。

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一方のクーパーSは、上り坂でもグイグイと速度を乗せていく痛快な走りが魅力で、コンバーチブルでも高速道路を使って頻繁にロングドライブを楽しむなら「S」の192ps/5000rpm、280Nm/1250-4600rpmというスペックは大きな強みになるはず。

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カタログ燃費もクーパーが16.7km/L、クーパーSが16.3km/Lとほとんど差がなく、走らせ方次第でリカバリーできますから、上記のような乗り方が多く、予算が許せばダイナミックな走りが美点のクーパーSを躊躇なく選択したいところです。

(文/塚田勝弘・写真/前田惠介)

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この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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