ほかにも空気抵抗低減のため大型化したフロント・エアインテークと専用設計のスプリッター、エンジンベイへの空気流を最大化する独特な形状のボンネット・ルーバー、ホイールカバーから流入する空気を放出するサイド・パワーベントなどが採用されています。
さらに、mg単位での重量削減による軽量化、そして剛性強化が図られていています。
新設計となるサスペンションシステムを作用し、従来と比べてナックルの重量を0.6kg軽量化。そして、最大37%剛性を高めた大型リヤベアリングを採用し、コーナリング時の強力な横方向の重力をコントロール、チタニウムと「Inconel(インコネル)」合金を使用し、16kgの軽量化を実現した新しい軽量エグゾーストシステムを搭載。
丸形4本出しのテールパイプから「SVR」の名にふさわしいパワフルなサウンドが奏でられ、エグゾースト内のバイパスバルブをマニュアル操作することで、ドラマチックなサウンドを生み出すという「スイッチャブル・アクティブ・エグゾースト・システム」も標準装備となっています。
そのほかにも、高いホールド性とラグジュアリーな雰囲気を演出するSVRバッジ付のキルティング加工のパフォーマンスシートや、SVRバッジが配されたレザー・ステアリングホイール(アルミニウム・コーティングのシフトパドル装備)など随所に専用装備を用意。
価格は「F-TYPE SVR COUPE」が1779万円、「F-TYPE SVR CONVERTIBLE」が1936万円です。
(塚田勝弘)