ホンダ、「ステップワゴン」を改良し、安全性と実用性をアップ!

2016年5月12日、ホンダはミニバンの「ステップワゴン」に一部改良を実施し、5月13日から販売を開始しました。

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「ステップワゴン」は1996年に初代が登場し、5代目となる現行型は2015年に誕生。

全幅:1695mmとコンパクトなボディながら広々とした室内空間をもち、その手頃なサイズ感と実用性から「トヨタ・ノア/ヴォクシー」「日産・セレナ」と並び、ミニバン選びで名が挙がる定番モデルのひとつであります。

特徴としては、競合他車がハイブリッドを採用する一方で、現行型「ステップワゴン」は1.5L直噴ターボを搭載しているのがポイント。最良で17.0km/Lとカタログ上での燃費は一歩譲りますが、自動車税の区分でライバルよりひと回り安い点が魅力。

さらに、リアゲートに“わくわくゲート”と称する独創的な機構を採用。そこから子供たちが笑顔で乗り降りする様子にばかり焦点が当てられていますが、実際には狭い場所でも荷物の積み下ろしが便利な点こそが最大の利点。他のミニバンでは届かない痒いところにも手が届く実力派であります。

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今回の改良では、安全性と実用性をさらに強化。

なかでも、衝突軽減ブレーキをはじめ、車線維持支援システムやアダプティブ・クルーズ・コントロールなどの安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を最廉価グレード「B」を除く全車に標準で採用したのがポイント。

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また「1列目シートi-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム」もデフォルトで備わりました。

実用面では「B」を除く全車に、リヤカメラやリモートコントロールスイッチ、ETC車載器を標準装備。標準車の最上級グレード「G・EX Honda SENSING」にはリア右側パワースライドドアとLEDヘッドライトが与えられました。

カスタムモデルの「SPADA Honda SENSING」には、リア右側パワースライドドアとパドルシフトを標準装備。「SPADA・Cool Spirit Honda SENSING」にはスポーツペダルが与えられるなど、多くのグレードで軒並み実用性が向上しています。

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(今 総一郎)