ホンダは、自動運転車を使ってアフリカから南米を巡るという壮大な旅の構想「ホンダ・グレートジャーニー」を発表しました。
この構想に関わったロンドンにあるデザインスタジオの「Map」によると、実現・市販可能性は度外視し、クルマの未来を夢想するコンセプトの創造を求められたといいます。
当初は1種類のコンセプトカーを作成することになっていたようですが、最終的には7種類が作成されました。
この経緯についてMap創業者の1人であるジョン・マーシャルは
「世界には砂漠から水上、さらに雪や氷のなかなど、さまざまな環境がある。すべてに対応するには多機能が必要で、かなり面白い、フランケンシュタインのような怪物のようなクルマになるでしょうが、実のところ、1台でうまくやり通せる自信はありませんでした」
との理由を語りました。
しかし、ツインリンクもてぎにあるホンダコレクションホールに展示される歴代モデルをはじめ、二足歩行ロボット“ASIMO”や燃料電池技術などを見学したのをきっかけに、その広範な技術を活かして各々の環境に特化したモデルをつくったとのこと。