ダイムラーは、現在メルセデス・ベンツ「Bクラス」と同「CLA」・「CLAシューティングブレーク」を生産しているハンガリー・ケチケメート工場に5.8億ユーロ(約700億円)を追加投資すると4月29日付けで発表しました。
ダイムラーは今回の追加投資でケチケメート工場をメルセデス・ベンツの次世代コンパクトカーの生産拠点にする考えを表明しています。
ケチケメート工場は2012年に操業を開始し、今年の2月15日に累計生産50万台を達成したばかりで、2015年末までにダイムラーはケチケメート工場に10億ユーロ(約1200億円)を投資してきました。
今回の追加投資では、約2.5億ユーロを費やして99000平方メートルの面積を備えた新工場が増設されます。この新工場には自動車車体のプレス工場と生産ラインが設けられています。
新工場の生産ラインには、自動車ボディの表面処理をするための設備や組立ロボットが備えられるとともに、次世代小型車の最終組立セクションでは、自動車組立に必要な部品が無人輸送車両が搬送するバスケットに搭載されて最終組立セッションへ自動的に運ばれるようになるなど、先進の生産システムが用意される予定です。
(山内 博・画像:ダイムラー)