日産、南米向け新型SUV「キックス」をリオ五輪の聖火リレーで初公開

日産自動車は中南米市場で発売を予定している新型クロスオーバー車「KICKS(キックス)」を、5月3日から始まるリオデジャネイロオリンピックの聖火リレーにて初公開し、さらに公式車輌に指名されたことを発表しました。

Nissan Kicks Concept Nissan Kicks Concept
(画像はコンセプトモデル)

この「キックス」は、2014年のサンパウロモーターショーにてコンセプトモデルが発表されています。ボディサイズは全長:4300mm×全幅:1800mm×全高:1600mmとコンパクトにまとまっているのが特徴。

その一方で、フロントグリルには最近の日産のモデルに与えられる「Vモーション」を配置したり、立体感の強いフェンダー、ボディ後端に向かって傾斜するルーフラインなどで躍動感を演出。

その佇まいには、コンパクトSUVとして高い注目を集めた「JUKE(ジューク)」を彷彿とさせます。

なお、このデザインは日本の拠点を先頭に、カリフォルニアとリオデジャネイロのデザインスタジオも含めた共同で開発したとのこと。

Nissan Kicks Concept

デザインもさることながら、「キックス」は開発に際してブラジルの地域性に焦点があてられたほか、生産もブラジルのレゼンデ工場にて行われる予定ということから、リオデジャネイロオリンピックおよびパラリンピックの公式車両に指名。聖火リレーの舞台でのデビューとなります。

(今 総一郎)