駐車時に愛車のボディに凹みや傷をつけて「しまった!」と思ったドライバーは少なくないはず。そんな悩みを、ボッシュの「ホームゾーン駐車支援システム」が解消してくれそうです。
アリアンツ社が2015年に実施した調査によると、この種の事故は乗用車の物損事故の約40%を占めています。その主な原因のひとつは、視界条件の悪い車両が増えたことです。
ボッシュ取締役会メンバーのディルク・ホーアイゼル氏は「駐車時の操舵にストレスを感じている人が多く、そこに私たちの技術の好機があると考えました」とコメントしています。
ボッシュの自動駐車支援機能があればボタンを押すだけで車両を駐車スペースに誘導でき、事故を起こすおそれもないということです。さらに、ドライバーはスマートフォンを使って、車外から駐車プロセスを制御することもできます。
ボッシュの「ホームゾーン駐車支援システム」は、この技術をさらに一歩前進させたもので、2019年には量産の準備が整う見通しとのことです。この支援システムでは、最大100m離れた場所から駐車スペースまで車両を誘導することができ、必要があれば全自動での操作も可能になっているようです。
(山内 博・画像:ボッシュ)