短時間使用可能な「オーバーブースト」モード時は、750Nmにまで最大トルクが増強され、0-100km/h加速は3.8 秒、最高速度は305km/hに到達します。なお、ベーシックなS8の0-100km/h加速4.3秒となっています。
その魅力は圧倒的な動力性能だけでなく、時代に合わせてS8と同様、気筒休止システム(シリンダーオンデマンド)やスタートストップシステムを備え、高効率化も両立されています。
さらに、フルタイム4WDシステムの「quattro(クワトロ)」に、リヤにスポーツディファレンシャルを組み合わせたアダプティブエアサスペンションスポーツも標準装備することにより、快適な乗り心地と優れた操縦安定性も実現しているそうですから、あくまでドライバーズサルーンであるS8の面目躍如となっているはず。
外観ではブラック基調のシングルフレームグリル、カーボンが配されたフロント&リヤバンパー、ボディ同色となるミラーハウジング、リヤスポイラーを備えるほか、ウインドウトリムはブラックになり、テールランプもスモーク仕様となるなど、ハイパフォーマンスモデルらしい仕上がり。
ほかにも、スポーツエキゾーストシステム、ウェーブデザインのディスクローターを採用する軽量のセラミックブレーキが搭載され、275/35ZR21タイヤと「5 ダブルアーム デザイン ポリッシュトアルミホイール」が組み合わされるなど、見た目と走りを支えるパーツも強化されています。
安全装備では、アウディプレセンスプラスが標準装備され、自動ブレーキ機能のアウディブレーキガードをはじめ、アウディサイドアシスト/アウディアクティブ レーンアシスト、さらにアダプティブクルーズコントロール(ACC)などを用意。
アウディS8 Plusの価格は2008万円で、ステアリングは左右ともに設定されています。
(塚田勝弘)