スバル・レヴォーグを一部改良。今夏には「STI」も投入

スバル・レヴォーグの一部改良後モデルは「JNCAP」などの第三者評価でも高い評価を獲得している衝突安全性能がさらに強化されています。

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前面衝突時に瞬時にシートベルトを巻き取り、乗員を拘束するシートベルトプリテンショナーが後席の左右席にも採用されているのをはじめ、リヤシートのクッションも安全性の高い構造に改良するなど、後席の乗員保護性能を向上。

さらに、フロントドアにアッパービームを追加し、側面衝突への対応も強化するなど、地道ながらも着実に安全性能が向上されているのは、購入を検討している人にとって朗報でしょう。

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外観の変更はわずかで、エントリーグレードである「1.6GT EyeSight」に新デザインの17インチアルミホイールを採用。ガンメタリック塗装と切削光輝を組み合わせたスポーティで質感の高いデザインとしつつ、空力性能の向上と軽量化にも貢献。

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また「GT-S」グレードに、上級グレードに相応しいスポーティかつ上質で華やかな印象を与える「ブライトパール内装」をメーカーオプションとして新設定。その名のとおり、パールのような輝きをもったシルバー基調のレザーとブルーステッチによるコーディネートによりインテリアのクオリティアップが図られています。

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ほかにも、フロントドアガラスの室内側ショルダー部ウェザーストリップを2枚化することで室内への透過音が低減されているほか、リヤクォーターガラスの板厚アップやカーゴルームの吸音材追加などで静粛性を高め、室内の質感と快適性を向上。

こうした静粛性の向上は、ユーザーの声に応えた改良という面もありそうですが、スバル自慢の走りだけでなく、安全、快適性の向上は大歓迎。

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待望の「STI」仕様は、2016年夏に発売予定とのことで、レヴォーグの最上級モデルとして同車のブランド力向上に貢献するはず。なお、STIをのぞく一部改良モデルの価格帯は、277万5600円〜356万4000円となっています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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