パイオニアがリリースした「スタンドアローン」型ETCとは?

最近、カー用品業界でも耳にするようになった「スタンドアローン」。

ほかの機器などに依存せずに、単体で独立して使える(モノの)ことで、ETCならカーナビがなくても使えるタイプ。ほかには、ドライブレコーダーやディスプレイなどでも「スタンドアローン」という用語を使うことがあるようです。

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3月下旬から発売されているパイオニアのETC2.0ユニット「ND-ETCS10」は、走行経路などの把握に必要なGPSをアンテナに内蔵することにより、ETC2.0のサービスが利用可能。受信したETC2.0サービスの情報は、本体内蔵スピーカーから音声で案内します。

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具体的には、全国約1600カ所にあるITSスポットから取得した落下物や合流注意地点、見通しの悪い急カーブなどの情報を事前に音声で注意喚起する「安全運転支援」や「災害時支援」などのサービスに加えて、この4月から順次導入されている「混雑状況に応じて料金を変更する」経路情報を活用した新サービスにも対応。

この新サービスは、道路の混雑状況に応じた料金変更や災害、事故時といった一般道路などの一時退出、高速道路を走行中に渋滞などを迂回する経路を走行した場合の料金割引が適用となるものです。

ほかにも、VICS履歴情報案内や累積料金案内、ETCカード抜き忘れ警告、ETCカード有効期限案内や車載器情報通知といった機能が搭載されています。価格はオープンプライスですが、市場予想価格は2万2000円前後です。

公式サイト:ETCユニット ND-ETCS10 | carrozzeria

(塚田勝弘)

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この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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