2016年3月26日に富士スピードウェイで第2世代となる新型アウディR8が発表されました。
初代R8は4.2LV8と5.2LV10という2種類の自然吸気エンジンを搭載していましたが、新型R8は5.2LV10エンジンのみとなっています。
搭載されている5.2LV10自然吸気エンジンはスタンダードモデルのR8 V10 5.2FSIクワトロで最高出力540ps、最大トルク540Nm。そしてトップモデルのR8 V10plus5.2FSIクワトロは最高出力610ps、最大トルク560Nmを発生します。
R8 V10plusでは先代より85psアップし、0-100km/h加速は3.2秒と0.4秒も短縮するだけでなく、最高速度は330km/hに達します。
しかも、COD(シリンダーオンデマンド)と呼ばれる低負荷時には片バンクの気筒を休止させるシステムを搭載しているので、燃費性能も向上しています。
ポテンシャルの向上はエンジンだけにとどまりません。新型R8のシャシーにはアルミとCFRP(炭素繊維複合材)を組み合わせたアウディスペースフレーム(ASF)を採用。
このフレームはアルミニウム79%、CFRP13%を使用し単体ではわずか200kgという軽量で、しかも捻り剛性は先代R8に比べ40%向上しています。その結果、車両重量はR8 V10が1670kg、R8 V10plusが1630kgと重量増を抑えています。