日本車&日本人ドライバーが300キロでドリフト世界最速記録を樹立!【動画】

さて、クルマで300km/hを出すのはさすがに初めてだったという川畑選手に話を聞いてみました。
「滑走路なので、圧迫感とかはなかったし、GT-Rは300km/hを超えても直進性がしっかりしていたので、風を切る音でスピード感を感じるくらいで、そこの怖さはあまりなかったです。でも、テスト走行で250km/h、280km/hとだんだん速度を上げていったんですけど、350km/hではいままで経験したことのない空気の力を感じましたね。

真っ直ぐ走っているときにはダウンフォースがすごくきいてるんですが、横に向けた瞬間にそれが抜けて、車体が浮き上がるような感じがする。それはもう200km/hのときとはぜんぜんちがいます。思っている以上にタイヤのグリップ感が一気になくなるんです。それは怖かったですね。あとは、スピンしてコースアウトしたりしたら、滑走路の外は砂地だったりするので、すぐに横転して、下手したら死ぬんじゃないかっていう怖さもありました」

そして、このドリフト、車速を落としたくないので、きっかけにサイドブレーキは使っていないそうです。かといってクラッチを蹴る回転の余裕は残していないので、アクセル全開のまま(!)ハンドル操作だけでドリフトに持ち込んだそうです。
スゲエエエエエエエエエ!

これまでドリフトがらみの世界記録は外国人ドライバーが記録したものばかりでしたが、やっぱり競技ドリフト発祥の地である日本のクルマ、日本のドライバーに記録を作ってほしかったと、日本人のドリフトファンならみんな思っていたと思います。

それが、GT-R&川畑真人という文句のつけようのないペアで、しかも300km/hオーバーというとてつもない記録を樹立できたことはほんとうに嬉しいですね。

(まめ蔵)

【関連記事】
「86で更新した世界最速ドリフトギネス記録217km/hはスゴくない!」(https://clicccar.com/2013/09/24/231594/

この記事の著者

まめ蔵 近影

まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
続きを見る
閉じる