テスラ・モデル3の発売は2017年末からで、価格は3万5000ドル〜(日本円に換算すると4月2日時点で約391万円)。生産はフリーモントの自社工場の生産能力強化により、年間 50 万台の生産が可能になっているそうです。
モデル3は、テスラ初の「低価格帯/大容量EV」という位置づけで、ロードスター(高級/コンパクトカー)、セダンのモデルS(プレミアム/ミドルサイズ)、クロスオーバーのモデルX(プレミアム/ミドルサイズ)に加わる、最後のピースと位置付けています。
気になる航続可能距離は、1回の満充電で345km、時速60マイルまでは(0-100km/h加速)6秒を切るそうで、アメリカでも航続距離、加速性能は必要十分といえるでしょう。
テスラがすでに採用している通信での各種アップデート(自動運転プログラム含む)に対応するほか、大人5人が座れるキャビンや十分な収納スペースが確保されているそう。
アメリカではカリフォルニア州だけでなく、新車販売のうち一定のZEV比率を義務づけるZEV規制を採用する州が10以上あり、達成できない場合はクレジット(排出枠)を購入しなければなりません。テスラは日産ともに売り手のトップクラスを走っています。
受付から24時間で13万台を超える予約が入ったモデル3。来年以降、次期日産リーフをはじめとした、EV市場のトップランナー争いが本格化しそうです。
(塚田勝弘)