そうしたメカニズムの進化(深化)は生まれ変わった内外装でもアピールしていますが、キャビン部分のボディパネルではCピラーの形状も含めて一新されているのが注目でしょう。
ボディ剛性の前後バランスも考慮した新キャビンは、従来モデルの特徴でもあったCピラーのキャラクターラインをマイルドにすることで、空力性能も向上しているというのがポイントです。
そのほか、フロントのアンダーリップスポイラーやリアバンパー両脇の形状など、細かい部分にまで空力における深化のあとが確認できる2017年モデルのGT-R。
スポーツ性はもちろん、プレミアム度もグッと高めた、日産のフラッグシップであり、日産テクノロジーの象徴といえそうです。
(写真・文 山本晋也)