2シーターのホンダS660よりも160kgも軽いスズキのアルト・ワークスは、どこから踏んでも加速していく印象を受けます。「軽」という括りだけで、駆動方式やドア枚数、シート数など異なる2台を比べるのはどうかと思いますが、本格的な軽スポーツを目指したという点でも共通します。
64ps/6000rpm、100Nm/3000rpmというスペックを、ホンダS660の64ps/6000rpm、104Nm/2600rpmと比較すると、ピークパワーは軽の自主規制値いっぱいなのは当然として、最大トルクのわずかな差と回転数の違い、もちろんギヤ比や5MT(アルト・ワークス)と6MT(S660)という差を考慮しても「軽さ」によるアルト・ワークスの加速感が印象に残るのは当然なのかもしれません。