ブリヂストンは、2017年春頃の発売が予定されているレクサス「LC500h」に、自社のランフラットタイヤが標準装着タイヤに採用された、と発表しました。
「LC500h」は、スイスのジュネーブで開催される2016年ジュネーブ国際モーターショーのLEXUSブースで展示されています。
ブリヂストンの「POTENZA S001L RFT」は、旧モデルの「POTENZA S001 RFT」をベースに新たに専用開発されたもの。今回の「LC500h」に装着されるタイヤサイズは、フロントが245/40RF21、リアが275/35RF21となっています。
ランフラットタイヤは、空気圧がゼロになっても、所定のスピードで一定距離を走行できるため、急なパンクでも安全な場所まで移動することができます。また、スペアタイヤ(応急用タイヤ)が不要となることから、車両の軽量化などに貢献します。
最近は、スペアタイヤの代わりにパンク修理キットと電動の空気ポンプを搭載する新型車が増えていますが、ランフラットタイヤが普及したらパンク時のタイヤ補修という作業も過去のものとなるかもしれません。
(山内 博)