【SUPER GT2016】心機一転!新チーム名とM6 GT3でチャンピオンを目指すBMW Team Studie

3月3日、東京は六本木のグランドハイアット東京でBMW Team StudieのSUPER GT参戦発表が行われました。

006

昨年のBMW Sports Trophy Team Studieから、BMWのワークス格ともいえる「BMW Team 〜」の名称を冠した「BMW Team Studie」へとチーム名を変更し、より一層BMWとの関係を密にしてのSUPER GT参戦となります。

002

そして参戦マシンも全くの新型であるBMW M6 GT3。昨年までのZ4 GT3に比べるとかなりのサイズアップとなるようです。

003

チーム代表で監督の鈴木康昭さんはこのマシンについて「M6 GT3は見た目に反してかなりよく曲がるマシンです。ホイールベースが2900mmもあるとは思えないほどのコーナーリングマシンですね」と語ります。

004

ドライバーは昨年から引き続きにヨルグ・ミューラー選手と荒聖治選手。

ヨルグ・ミューラー選手は「戦闘力は性能調整しだいですが、現時点では最高のパフォーマンスを持っている」と語ります。

005

荒選手は「ここは間違いなく優勝できるというサーキットはどこですか?」という質問に対して、結果は「後からついてきます」と注釈を入れた上で鈴鹿サーキットと答えます。「富士のテスト走行で走った感想としては、これだけ大きいのにソリッドな乗り味。コーナーリングが得意なマシンだと思います」

010

登場初年度のニューマシンに不安は無いですか?という質問を鈴木代表にぶつけてみると「M6も初期トラブルなどはあると思います。しかし世界中のM6 GT3ユーザーチームが本当にリアルタイムに情報を共有し、それが全てBMWモータースポーツに集約されてフィードバックされるので、対策が本当に早い。自分たちだけで試行錯誤するよりも、世界の仲間と共有していくことによるスピード感はものすごい。同じBMW M6 GT3で戦うもの同士のつながりの強さを感じます」

007

また、チームを全面バックアップするというBMWジャパンは、M6というMシリーズのフラッグシップでのSUPER GT参戦となったことから、Mシリーズのセールスプロモーションでもイメージリーダーとしての役割を持たせたいとも考えているようで、積極的に活用をしていくとのことです。

001

今年はBMW100周年にあたり、またM6のデビューイヤーでもあります。その重要な年にワークス格のチーム名が使用できることとなった「BMW Team Studie」。日本のみならず、世界中から大きな注目を集めそうです。

(写真・文:松永和浩)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
続きを見る
閉じる