ブガッティから発表されたベイロンの後継車、それがシロン。
新しく開発されたW16エンジンは、最高出力は1500HP、最大トルクは1600Nmを2000-6000rpmの間で発生するという、ここまでくるとその数字がなんだか分からなくなるほどのクルマです。いってみれば飛行機級のエンジンなのでしょう。
それもあって、最高速度は420km/hと、こちらもどんなものだか感覚的にわかりませんが、100km/hまでの加速が2.5秒といえばちょっとはピンときますでしょうか? いずれにしても、写真のとおりメーターパネルは500km/hまで刻まれます。
とりわけこれまでベイロンに関心がなかったひとも、こちらには興味があるかなと思えるのは、ベイロンと同じテーマを継承しつつもかなりの男前になったからです。
きりっとした顔つきはかなりの一般受けするものです。詳しいデザインの話は、3/26売りのカースタイリングで。
発売は2016年の秋からで、500台の限定生産。基本価格は240万ユーロ(約3億円)と聞けば、もはや何だか安い気もしてきます。だって500km/hですからね。
文;松永大演・カースタイリング