20インチタイヤ採用、ルノー・セニック、ジュネーブで世界初公開

2016年3月1日に開幕したジュネーブモーターショーにおいて、ルノーのMPV「セニック」の4代目モデルが世界初公開されました。

Renault_76030_global_en

最新のルノーフェイスとなった新型セニックの特徴は、最新の燃費トレンドのひとつである狭幅・大径タイヤを採用していること。20インチながら195幅というのがユニークなスタイルにもつながっているようです。

パワートレインでは、スターター・ジェネレーターを使った48Vのマイルドハイブリッドシステムを設定。エンジンは6種類のディーゼルと、2種類のガソリンを用意しています。トランスミッションは6速MTと7速EDC(デュアルクラッチトランスミッション)の設定です。

空力性能面ではCdA(ドラッグエリア)を従来モデルの0.840に対して0.775に低減しているのも注目です。

フロントカメラと赤外線センサーを使った自動ブレーキ「AEBS(アクティブ・エマージェンシー・ブレーキ・システム)」も採用。50~160km/hでの追従クルーズコントロールも可能にしているということです。

大きなパノラミックガラスルーフや8.7インチの大型ディスプレイによるマルチメディア・タブレットなどキャビンの快適性でも先進的な魅力をアピールしている新世代MPVです。

●新型ルノー セニック ボディサイズ
全長:4406mm
全幅:1865mm
全高:1653mm
ホイールベース:2734mm
タイヤサイズ:195/55R20

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる