分厚いトルクで重量級ボディを押し出すメルセデス・ベンツGLEの力強い走り

メルセデス・ベンツGLEの試乗時は、時間の都合から短時間の味見程度でしたが、低速域から圧倒的といえる分厚いトルクで、2.3t(GLE 350 d 4MATIC Sports)を超える重量級ボディをものともせずにグイグイと加速させていきます。

20151211MB GLE_023

高速域のパンチ力を確認することはできませんでしたが、日本の交通事情ならパワー不足を感じさせることは皆無といえるはず。

20151211MB GLE_002

また、9速ATの「9G-TRONIC」もウルトラスムーズといえる変速フィールで、ギヤレシオは非常にクロスしていることもあり、ノイズやショックを感じ取ることは難しいほど。

アメリカが主力市場となっていたMクラスは、先代まではやや大味な乗り味でしたが、現行(Mクラス)登場時からすでに乗り心地も洗練されています。

車名がGLEになり、さらに良好な乗り心地になっている印象で、ロールを抑えたSUVらしからぬ走りなど、シャーシの熟成も進んでいるようです。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久、塚田勝弘)

【関連記事】

■メルセデス・ベンツGLEに「部分自動運転」に近づく装備を標準装備
https://clicccar.com/2016/02/16/354449/

■ディーゼルと5.5L V8ガソリンターボのみにしたメルセデス・ベンツGLEに勝ち目はあるか!?
https://clicccar.com/2016/02/15/354292

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる