愛知県刈谷市に本社を置くトヨタ自動車系列の大手部品メーカー、アイシン精機。
1949年に設立されて以降、多くの自動車用部品(エンジン・ブレーキ・ドア廻り)製造を中心に手掛けており、傘下のアイシンAWではオートマチック・トランスミッションや安全運転支援システム、カーナビシステムなどで世界的に高いシェアを獲得しています。
一般的に自動車部品メーカーのイメージが強い同社ですが、しかし手掛けているのはそれだけではありません。
操業当初からの「ミシン」と共に、60年代から長らく手掛けているのが「ベッド」。
トヨタベッドとしてスタートした後、2006年以降は「ASLEEP(アスリープ)」ブランドで販売しており、同社は今回、そのベッド事業のテコ入れに打って出ました。
何せこの「ベッド」、アイシン精機にとって消費者に直接販売する数少ない商品。
近頃の「睡眠」の質にこだわる消費者が増えているのを好機に、2017年度までにベッド事業の黒字化を目指す計画のようです。