UDトラックス、雪国で活躍する除雪専用車を「ゆきみらい2016 in 盛岡」へ出展

トラックメーカーのUDトラックスは、フラグシップ大型トラック「クオン(Quon)」をベースとした除雪専用車を、岩手県盛岡市で開催された「ゆきみらい2016 in 盛岡」での「除雪機械展示・実演会」(2016年2月9日(火)、10日(水))に出展した、と発表しました。

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(画像出典:UDトラックス)

今回出展した大型総輪駆動除雪車は、フラグシップ大型トラックの「クオン」をベースとし、フロントに3折れ プラウなどを備えています。

総輪駆動というのは、大型トラックの場合、前1軸・後2軸のように多数の車軸を備えていることがあるので、その全ての車軸を駆動する、という意味です。前1軸・後2軸なら、いわば4WDならぬ6WDというわけです。

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(画像出典:ゆきみらい2016in盛岡 実行委員会)

同社の大型総輪駆動除雪車は、高速道路、幹線道路など大規模な除雪作業が必要な場所で使用されており、雪国の交通・トラック輸送を維持する重要なインフラの一部になっています。

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(画像出典:ゆきみらい2016in盛岡 実行委員会)

同社の除雪車は道路だけではなく、空港でも活躍しています。その代表が青森空港の除雪隊「ホワイトインパルス」です。その活躍の様子は次の動画をご覧ください。

同社が除雪車を展示した除雪機械展示・実演会(日本建設機械施工協会主催)は、除雪機械の紹介や、雪国の生活環境向上への貢献についての理解を深めるために1963年(昭和38年)以降毎年開催されています。

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(画像出典:ゆきみらい2016in盛岡 実行委員会)

今回の展示には、国内唯一の大型総輪駆動除雪車製造メーカーとして、雪国の生活を支え、安定した物流インフラの維持に貢献しながら、日頃目立たない除雪車を公開して広く世の中に広報したい、という意図が感じられます。

(山内 博)