アウディ新型A4セダンのメカニズムに518万円~の価格を納得

2016年2月16日より日本国内で発売される、アウディの新型A4。

プレミアムミッドサイズセダンというキャラクター、フロントにエンジンを縦置きとしたFWDを基本に、クワトロ(四輪駆動)も用意するラインナップといった点でも、従来からのA4らしさを受け継いでいるブランニューモデルです。

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そのパワートレインは、2.0リッター4気筒ガソリン直噴ターボと7速Sトロニックの組み合わせで、FWDの最高出力は190PS、クワトロは252PSと、駆動方式によって仕様が異なります。

「ライトサイジングエンジン」コンセプトに基づく新開発の2.0リッターターボは、過給エンジンながら11.8という高圧縮比を実現した、高膨張比サイクルとなっているのが特徴。

吸気バルブを早閉じすることでインテークマニホールド内の圧力を高め、吸気ロスを減らすだけでなく、圧縮されるガス量を減らす(1.4リッターエンジンと同レベル)ことで、ダブル効果で熱効率を上げるのです。

FWD車は140kW、320Nmというスペックながら、JC08モード燃費で18.4km/Lと、車格からすると優れた数値を実現しています。

こうした環境性能には、空力性能などボディの進化も大いに寄与しています。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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