コンチネンタル、インドでABSとESCの生産開始へ

コンチネンタル・オートモーティブ・コンポーネンツ・インディアのClaude d’Gama Rose社長は、インドは世界でも最も交通事故死の多い国だとしたうえで「エアバッグとABS、ESCが装備されることで、交通事故による大けがや死亡の数を大幅に削減することが可能だ」と、今回のABS・ECSの生産開始の効果を説明しました。

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同社によれば、インドでは2014年にバイクの事故だけで3万2524人が死亡し、12万7000人がけがをしているほど交通事故が多いとのこと。

インド政府は、2017年4月1日以降に生産を開始する排気量125cc以上の二輪車にABSを標準装備することを義務化する計画を発表、さらに2018年4月1日からは、既存モデルを含め、125cc以上の二輪車すべてにABSの搭載を義務化するとしています。

同社は、インド政府の方針に対応して、インド市場での同社のシェアを増やすことを狙っていると考えられます。

(山内 博・画像出展:コンチネンタル)