スズキの新型「イグニス」のライバルは? アクアやup!と価格比較

低速域の追突回避・軽減ブレーキを標準装備するフォルクスワーゲンcross up!のメーカー希望小売価格は194万円。

ボディサイズは全長3570mm、全幅1650mm、全高1520mm。最低地上高は155mm、車両重量は950kg、燃費性能は25.2km/Lというもの。ただし、cross up!は4人乗りなのはライバルと違う点で注意が必要です。

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アクアのクロスオーバー版といえる「X-URBAN」は、レーザーレーダーと単眼カメラを組み合わせたプリクラッシュセーフティシステム「トヨタセーフティセンスC」を標準装備したモデルで、メーカー希望小売価格は210万109円。

ボディサイズは全長4030mm、全幅1695mm、全高1490mm。最低地上高は160mmに高められいます。パワートレインは標準のアクア同様の1.5リッター2モーターハイブリッドで、車両重量は1090kg、燃費性能は33.8km/Lとなります。

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では、新型モデル「イグニス」に同様の装備をつけた場合はどうなるでしょうか。

じつは最上級グレードのHYBRID MZの4WDであっても、デュアルカメラによるセーフティパッケージをつけた場合のメーカー希望小売価格は187万5960円と、お買い得な価格となっているのです。

ボディサイズは全長3700mm、全幅1660mm、全高1595mmと同等で、最低地上高は180mm。ライバルに設定のない4WDを選んでも車両重量は920kgと軽量で、燃費性能も25.4km/Lとなります。

さらに前輪駆動であればHYBRID MZにセーフティパッケージを付けても173万8800円で燃費性能は28.0km/Lとなるイグニス。全高が若干1550mmを超えているために一部の立体駐車場に対応できない点が気になるユーザーもいるかもしれませんが、コンパクトクロスオーバーとして気になるスペックではライバルをリードしているといえそうです。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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