「MAX eDrive」は、バッテリーの充電具合によりますが、120km/hまでモーターによるゼロ・エミッション走行が可能で、アクセルを強く踏み込むキックダウンや「スポーツモード」にするとエンジンが始動。
「SAVE Battery」は、その名のとおりバッテリーの電力を使わずにエンジンで駆動する走行モードで、バッテリーの残量の低減を抑えながら、エンジン・ブレーキ回生システムにより運動エネルギーを電力に変換し、バッテリー残量を最大50%まで増やすことができます。
BMW X5 xDrive40eを走らせると最も印象的なのは、どのモードでも必要十分以上にトルクフルで(ドライビング・パフォーマンス・コントロールのEco Proモード時を除く)、しかもエンジン始動などをほとんど感じさせない静かさや滑らかさを備えている点。
900万円超〜1000万円に迫る高級PHVですから当然要求したい快適性ですが、エアサスペンションなどによる乗り心地のよさも含めて、高級SUVの新しい形を示したモデルといえそうです。
(文/塚田勝弘 写真/小林和久)
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