2015年9月のフランクフルト・ショーで発表され、シルキュイ・デュ・リュック(ル・リュック・サーキット)に持ち込まれた308R HYBridとご対面です。
こちらはブルー×マットブラックのクープ・フランシュに彩られておりました。
ベースとなったのは前回紹介した308GTiですが、トレッドはフロントが80mm、リアが86mm拡げられた1650/1640mmで、ワイド化されたフェンダーに合わせてドアパネルも専用誂えになっています。
もちろん308R HYBridはまだプロトタイプ段階ですが、市販308GTiでは仰角がつけられたフロントグリル周りは、ストンと垂直に切り落とされた別デザインで、フロントバンパーごと別仕立てです。
内装も308GTiを基本的に踏襲しつつ、シートやダッシュボードがアニリンレザーや織り柄になった点が仕上げの違いですが、MTに代わってATのセレクタレバー、ステアリング裏に備わったパドルシフターと2ペダルである点が大きく異なります。