今シーズンのスバルのモータースポーツの参戦計画は、昨年同様SUPER GTとニュルブルクリンク24時間レースの2本の柱を軸に、新たにアメリカで人気のグローバルラリークロスへの技術支援もおこなうことを表明しました。
スバルファンの期待が高まるSUPER GTでは、辰己 英治総監督を筆頭に、ドライバーには井口 卓人選手と山内 英輝選手の2名が今シーズンのSUPER GTに挑みます。
昨年のオートサロンで掲げた3勝という目標には悔しくも及ばず、辰己監督と井口、山内両選手が心機一転今シーズンも3勝という目標に向けリベンジをすると語りました。
マシンは昨年のモデルを踏襲しつつ、タイヤサイズを変更。空力に重点を置いた昨年モデルに加え、さらなる戦闘力向上が図られています。
またニュルブルクリンク24時間レースには、SUPER GTと同じく辰己 英治総監督が指揮をとり、ドライバーには山内 英輝選手、マルセル・ラッセー選手、カルロ・ヴァンダム選手、ティム・シュレック選手といった、昨年の優勝メンバーが勢ぞろいし、V2獲得に向け挑むそうです。
WRXが挑むSP3Tクラスでは、新たなレギュレーション変更によりリストリクター径の小径化による厳しい条件での参戦となるそうですが、V2を目指すSUBARUチームの決意には熱い志を感じることができました。
ニュルブルクリンク24時間レースの参戦車両は昨年モデルをベースに現在テストを繰り返し行っている最中とのことで、さらなる参加を遂げて登場するようです。今シーズンからは新たに、タイヤをダンロップからファルケンへと変更。国内では同じ住友ゴムのタイヤブランド同士ではありますが、タイヤレギュレーションの変更もあり、大きく期待がかかる部分といえそうです。
ほかにも全日本ラリー選手権などスバルのモータースポーツが今シーズンも目白押し、昨年以上に熱いドラマが期待できそうな予感です。
(井元 貴幸)