FIAT 500Xの広さ、使い勝手はVWゴルフと比べてどうか?

500Xとゴルフで100mmもホイールベースが異なると、リヤシートの足元空間に大きな差が出るはずで、さらに乗り心地も不利になりそう。全高も高いですからロール制御など操縦安定性にもいい影響はありません。

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一方で、アップライトに座らせる500Xは、とくに前席からの見晴らしがよく、頭上空間の余裕など、高めの全高の利点を享受できるのが印象的。

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後席は、頭上まわりの開放感と着座位置の高さで窮屈な感じはしませんが、座面の前後長が背もたれに対して長めで、そのぶん膝前の空間が狭くなるなど、アップライトに座らせる利点を完全に活かし切れていないなどありますが、短めのホイールベースの割にまずまずといえるパッケージングになっています。

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荷室容量は通常時で350L(VDA方式)確保されていますから、Cセグメントの平均値に近いもので、後席を倒すとシート部分はやや斜めになりますが、1000Lまで拡大するなど、実用性もボディサイズからすると納得できるのではないでしょうか。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久、塚田勝弘)

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この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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