【CES2016】BMWが自動運転の3つの操作モードと新しいユーザーインターフェイスを提案

操作系は、状況に応じて表示内容を調整可能な高精細自動車用ディスプレイ、ジェスチャーコントロール機能、タッチスクリーン式ディスプレイ、ボイスコントロールの3つから構成されていて、各種情報はヘッドアップディスプレイ、メーターの3Dディスプレイと21インチのパノラマディスプレイに表示されます。

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ジェスチャーコントロールは新型7シリーズですでに採用されていますし、タッチスクリーンやボイスコントロールもお馴染みの技術。

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また、ヘッドアップディスプレイも高級車では標準化されつつあり、どこが新しいのか疑問に思う方もいるかもしれませんが、3Dディスプレイやワイドディスプレイはこれからさらに普及する装備で、視認性や操作性などが本当にユーザーフレンドリーかどうか、この点が最大の課題といえるのではないでしょうか。

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「BMW i ビジョン・フューチャー・インタラクション」では、画面に触れることなく操作が可能なエアタッチ(AirTouch)の世界初公開がトピックスで、手の動きや距離感をセンサーで認識することにより、パノラマディスプレイを画面に触れることなく操作できるのが見どころ。

また、自動運転では、操作エレメント数を最小限に削減しているのが特徴で、3 つのドライブモードが用意されています。

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「ピュア・ドライブ(自分で運転するマニュアルモード)」、「アシスト(アシスタント・システムがアクティブに介入)」、「オート・モード(高度に自動化されたモード)」をステアリングで選択できるようになっていて、自動運転の過渡期からしばらくの間は、こうしたモード変更が必要不可欠になると思われます。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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